おすすめ京都古寺  
【洛南エリア】

〜南区・伏見区・宇治市周辺〜

かつて平安京の南の玄関口であった京都市南区や、貴族の別荘地として栄えた伏見や山科、宇治がある洛南エリア。

ここでは、洛南エリアでおすすめの京都古寺をピックアップしてご紹介いたします。

ちなみに本ページでの「洛南」は下記の地域といたします。

  • 京都市南区
  • 京都市東山区南部
  • 京都市伏見区
  • 京都市山科区南部
  • 宇治市
よつぐ
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目次を参考に、気になる古寺をご覧ください

東寺 (京都市南区)

東寺ライトアップ桜

弘法大師・空海ゆかりの東寺。

桓武天皇による平安遷都の際に、羅城門西側の「西寺(さいじ)」と対になる形で建立されました。

「京都のランドマーク」の元祖といえる五重塔の他、密教世界を21体の仏像で表したとされる「立体曼荼羅」が魅力です。

京都駅からも近いので、ちょっと足を延ばしてお寺巡りをされたい方におすすめの京都古寺です。

東寺の歴史や見どころ、アクセスについては下記にまとめてありますので、ぜひご覧ください!

東福寺 (京都市東山区)

通天橋

京都屈指の紅葉の名所として知られる東福寺。

九條(藤原)道家が嘉禎2年(1236年)に発願し、奈良の二大寺院である大寺と興寺を目指して「東福寺」と名付けられました。

橋の上から景色を眺められる通天橋や、重盛三玲(しげもりみれい)によるモダンアート的な方丈庭園が魅力です。

塔頭寺院(子院)が多く、一度にあちこち回ってみたいという方にはおすすめです(ただし塔頭の中には非公開寺院もあります)。

東福寺の歴史や見どころ、アクセスについては下記にまとめてありますので、ぜひご覧ください!

泉涌寺 (京都市東山区)

泉涌寺降り参道

今なお皇室と深い関りを持つ泉涌寺。

大同2年(807年)に創建された「法輪寺」が始まりで、その後「仙遊寺(せんゆうじ)」、そして「泉涌寺(せんにゅうじ)」と改められました。

天井に狩野探幽筆の「雲龍図」が描かれている仏殿のほか、皇族方の御休息所となる「御座所」が魅力です(ただし御座所は特別拝観時のみ)。

近くには塔頭寺院があり、中でも「色紙の窓」で有名な雲龍院はぜひ一緒に拝観されることをおすすめします。

泉涌寺の歴史や見どころ、アクセスについては下記にまとめてありますので、ぜひご覧ください!

隋心院 (京都市山科区)

隨心院紅葉

小野小町ゆかりの隋心院。

正暦2年(991年)に仁海(にんがい)僧正が建立した、「牛皮山(ごひざん) 曼荼羅寺(まんだらじ)」が始まりのお寺です。

小野小町の一生を4つのシーンで描いた襖絵『極彩色梅匂小町絵図(ごくさいしきうめいろこまちえず)』がSNSで人気があります。

小野小町ゆかりということだけあって、美容や縁結びのご利益があるとされており、女性の参拝客が多い京都古寺です。

隋心院の歴史や見どころ、アクセスについては下記にまとめてありますので、ぜひご覧ください!

醍醐寺 (京都市伏見区)

醍醐寺弁天堂

「花の醍醐」とも呼ばれる醍醐寺。

平安時代初期の僧・聖宝(しょうぼう)が醍醐山の山上に観音像を安置し、開眼供養したのが始まりです。

醍醐寺は平安時代より桜の名所と知られており、豊臣秀吉が「醍醐の花見」を行った場所としても有名です。また、紅葉の名所にもなっています。

境内は広く、「三宝院」というところでは庭園もあるので、ゆっくり過ごしたい時にはおすすめの京都古寺です。

醍醐寺の歴史や見どころ、アクセスについては下記にまとめてありますので、ぜひご覧ください!

萬福寺 (宇治市)

萬福寺弥勒菩薩像

どこか異国情緒を感じる萬福寺。

中国の明(みん)から来日した隠元隆琦(いんげん りゅうき)禅師が寛文元年(1661年)に創建したお寺です。

中国から来日された方が創建したということもあって、かなり個性的な仏像が見られます。また、お堂などもなんとなく中華な感じがします。

戦禍を被った京都中心部から離れていたため、境内には創建時のものがたくさん残っています。歴史を感じたい方におすすめの京都古寺です。

萬福寺の歴史や見どころ、アクセスについては下記にまとめてありますので、ぜひご覧ください!

三室戸寺 (宇治市)

三室戸寺あじさい

「京都屈指の花の寺」と呼ばれる三室戸寺。

宝亀元年(770年)に、光仁天皇が千手観音を安置するための御室(みむろ)を建立したのが始まりです。

三室戸寺は「あじさい寺」という別名があるように、あじさいがメインですが、その他にもつつじや梅、また紅葉の名所としても知られています。

仏像や建物よりもお花の方が興味があるという方におすすめの京都古寺です。

三室戸寺の歴史や見どころ、アクセスについては下記にまとめてありますので、ぜひご覧ください!

平等院 (宇治市)

平等院の藤

10円玉でお馴染みの平等院。

嵯峨天皇の子・源融(みなもとのとおる)の山荘跡に、藤原道長が別荘を建て、その後「平等院」となりました。

平等院の魅力といえばやはり「鳳凰堂」。そして、仏師界の革命者・定朝(じょうちょう)作の「阿弥陀如来坐像」です。

平安時代にタイムスリップしたかのような境内になっていますので、優雅なひと時を過ごしたい方におすすめの京都古寺です。

平等院の歴史や見どころ、アクセスについては下記にまとめてありますので、ぜひご覧ください!

洛南エリア地図

よつぐ
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以上、洛南エリアでおすすめの京都古寺でした

紹介したお寺に印をつけているので、下記の地図もご参考になさってください