京都古寺【愛宕念仏寺】 

「嵯峨野めぐりの始発点」と言われる古寺、愛宕念仏寺 (読み方は「おたぎ ねんぶつじ」)。

本ページは…

  • 愛宕念仏寺の歴史や見どころについて簡単に知りたい!
  • 愛宕念仏寺の境内やその近くには何があるの?
  • 愛宕念仏寺へのアクセスは?

そんな希望や疑問をお持ちの方のために作成いたしました。

よつぐ
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それではまずは、愛宕念仏寺の歴史から見ていきますね!

愛宕念仏寺の歴史

愛宕念仏寺は天台宗の寺院で、山号を「等覚山(とうかくざん)」といいます。

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愛宕念仏寺はどんな歴史を経たのか、簡単に見ていきましょう!

天平神護2年(766年)、聖武天皇の娘・称徳天皇によって現在の東山松原通の地に建立された「愛宕寺(おたぎでら)」が始まり。

愛宕寺は醍醐天皇の時代に鴨川の洪水により流され廃寺となってしまいましたが、その後、天台宗の僧・千観内供(せんかんないぐ)により復興されました。
※千観内供は「念仏上人」と呼ばれていたため、この頃から「愛宕念仏寺」とも称するようになります

大正時代に現在地に移転しましたが、昭和25年(1950年)のジェーン台風の影響で廃寺となってしまいました。

しかし、昭和30年(1955年)から仏師・西村公朝(にしむら こうちょう)氏により再興が進められ、現在に至っています。

愛宕念仏寺の見どころ

愛宕念仏寺の見どころを下記の3つに厳選してご紹介します。

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では、それぞれ詳しく見ていきますね!

羅漢に圧巻!
「千二百羅漢像」

愛宕念仏寺といったらやはり、境内のあちこちにずらっと並ぶ石像「千二百羅漢像」!

その名の通り、1200体の石像です。

多くの「顔」に見られているようで、怖いというか異様な感じもしなくもありませんが、しばらく歩いていると自分がオーディエンスに囲まれた主役になったような気分がします笑

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苔が髪の毛のようになったものもあったりして笑

これらは、「境内を羅漢の石像で充満させたい」という西村公朝氏の思いに賛同した参拝者が彫ったものだそうで、現在の1200体にするのに10年もかかったそうです。

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彫る人が違うので、一体一体の表情も違って、見ていて全然飽きません

ちなみに、アニメ版『るろうに剣心』のエンディングでこちらの羅漢像が複数出てきたということで、ファンが聖地巡礼で来られることも多いとか。

るろ剣のエンディングでは下記写真の中央に出てくる羅漢さん(上を向いて笑っている方)が出てきます。

ファンの方は、エンディングと同じ構図で写真を撮ってみるのも面白いかもしれません

よつぐ
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ただ、1200体もあるので、そもそもそのシーンがどこの羅漢像なのか探すのが大変かもしれませんが…

右から左から…
本堂「千手観音」

愛宕念仏寺は羅漢像ばかりがフィーチャーされがちですが、個人的には本堂御本尊の「千手観音像」もじっくり見ていただきたい!

こちらの御本尊は平安時代の作で、「厄除けの千手観音」とも言われています。

注目していただきたいのが、千手観音様のお顔。

ちょっと距離があってわかりづらいかもしれませんが、微妙に左右がズレているのが特徴です。

右から左からそれぞれで見ると微妙に表情が変わることから、「慈面悲面の千手観音」とも呼ばれてるとか。

よつぐ
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おそらく堂内は撮影禁止だと思いましたので、写真は撮っていません。ぜひ現地でご覧ください!

ちなみに本堂では御本尊の他にも、御本尊の右側に航空安全のご利益があるとされる「飛雲観音」様、左側には子宝・安産のご利益があるとされる「訶梨帝菩薩(鬼子母神)」様がいらっしゃいます。

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たまたまだったかもしれませんが、私が行った時は10時前くらいに本堂が開いたので、あまり早く行っても開いていない可能性があります

秋は紅葉の
羅漢寺

最後にご紹介したいのが「紅葉」。

ご覧の通り、紅葉のシーズンになると境内が赤く染まります。

愛宕念仏寺は嵯峨野・嵐山の中心部から離れているということもあって、隠れた紅葉スポットになっています。

よつぐ
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ただ、最近は「隠れた」というのがバレてしまったのか、観光客(特に海外の方)が多めです…

嵯峨野・嵐山の中心部と比べると標高が高く、気温が低めなことから色づくのが早いそうで、見頃は例年11月上旬~11月中旬になります。

愛宕念仏寺は「嵯峨野めぐりの始発点」と言われているように、紅葉も始発点ともいえる場所です。

一足先に紅葉を楽しみたい方はぜひ!

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地元からは「春はシャガ、秋は紅葉の羅漢寺」と言われているそうです

ぐるっと愛宕念仏寺

愛宕念仏寺はあまり大きなお寺ではありませんが、その他気になったものをいくつか取り上げておきます。

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境内をゆっくり一回りした場合の所要時間は30分くらいです

仁王門

愛宕念仏寺の正門になります。その名の通り、左右には仁王像がいらっしゃいます。仁王像は鎌倉時代初期~中期頃の作だとみられています。

三宝の鐘

仁王門を入って石段を登っていくとあります。拝観者でも自由に鳴らせます。鐘を鳴らすと、同時に風鈴のような音も鳴るのが特徴です。

ふれあい観音堂

本堂の前方にあります。中には観音様がいらっしゃり、目の不自由な方でも仏様を感じられるように、触っても構わないそうです。

地蔵堂

ふれあい観音堂の近くにあります。健康長寿や火除けのご利益があるとされる「延命・火除地蔵菩薩」様がいらっしゃいます。

天河大辨財天社

本堂の裏側にあります。音楽や芸能の神様である弁財天女を祀る神社です。おそらく愛宕念仏寺の鎮守社となっていると思われます。

御朱印

愛宕念仏寺の御朱印は拝観受付で書いていただけます。書いていただける内容は御本尊の「千手観音」です。ご住職自ら書いていただきました。

アクセスと拝観情報

愛宕念仏寺へは「京都バス(清滝行)」で行くのがおすすめです。

愛宕念仏寺の最寄りのバス停は「愛宕寺前」です。

バス停のすぐ前に愛宕念仏寺の仁王門があります。

主要バス停(駅)からの乗車時間は下記の通りです。

  • 「嵐山天龍寺前 (嵐電「嵐山」駅)」から
    ⇒乗車時間約13分
  • 「阪急嵐山駅前 (阪急「嵐山」駅)」から
    ⇒乗車時間約17分
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乗車時間は目安です。交通状況等により大幅に変わることがありますのでご了承ください。

拝観時間9:00~16:15
※毎週水曜日定休日(祝日除く)
拝観料大人:500円
中学生・小学生:無料

※団体割引あり (10名以上)
所在地京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2-5
TEL075-285-1549
ホームページhttps://www.otagiji.com/
その他境内に無料駐車場有(10台まで)

ちょっとそこまで

愛宕念仏寺の周辺にある観光スポットやおすすめのスポットをご紹介します。

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お時間があればぜひ一緒に行ってみてください

化野念仏寺

愛宕念仏寺から南へ徒歩8分ほどのところにあります。化野(あだしの)はかつて風葬の地で、弘法大師・空海がここに創建した五智山如来寺が始まり。石仏・石塔群に圧倒されます。

祇王寺

愛宕念仏寺から南へ徒歩17分ほどのところにあります。平清盛に寵愛を受けた白拍子、祇王(ぎおう)が母や妹とともに住んでいたと言われるお寺です。苔庭や紅葉の名所として知られています。
祇王寺についてはこちらをご覧ください

愛宕念仏寺周辺地図

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以上、愛宕念仏寺についてでした!

こちらのページが拝観のご参考になりましたら幸いです^^

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